d払いの身に覚えのない請求を防ぐ!バーチャルカードのロックとポイント設定のやり方

d払いを使っていて、「もしアカウントやカードの情報が漏れたら、ネットで勝手に買い物やポイント利用をされないか心配」と不安に感じていませんか。普段のお店のレジでの支払いはそのまま使いたいけれど、ネット経由の不正利用だけはしっかり防いでおきたいところです。

ネットでの意図しない決済を防ぐには、d払いアプリからバーチャルカードの支払いロックをかけ、さらにネットでのdポイント・d払い残高の利用設定を「利用しない」にしておく対策が有効です。この2つを設定しておけば、普段の店頭でのバーコード払いやタッチ決済は今までどおり使いながら、ネット上での不正利用リスクを抑えられます。

ドコモ公式のお知らせでも、バーチャルカードを使わないときは都度ロックするよう案内されています。

「不正利用防止のため、d払いバーチャルカードをご利用されないときは、都度d払いバーチャルカードのロックをしていただくようお願いいたします」

NTTドコモ「『d払い』バーチャルカードのロック設定に関するお知らせ」 https://service.smt.docomo.ne.jp/keitai_payment/info/info_20260127_1.html
d払いアプリのホーム画面
目次リスト

d払いの「身に覚えのない請求」に備えてネット決済の設定を見直そう

SNS(X)などで、d払いに関して「身に覚えのない請求があった」といった投稿が相次ぎ話題になっています。こうした情報を目にして、自分のd払いアプリは大丈夫だろうかと気になった方も多いのではないでしょうか。

d払いには、街のお店でバーコードやタッチ決済を使う機能だけでなく、インターネット上のサイトで買い物ができる機能や、保有しているdポイント・d払い残高をネット決済に充当する仕組みがあります。普段ネットショッピングでd払いやバーチャルカードを使っていない人でも、初期状態や過去の利用状況によっては、ネット決済がいつでも使える状態になっていることがあります。

この記事でわかることは以下のとおりです。

  • ネット経由の決済を止める「バーチャルカード」と「ネットでのdポイント利用設定」の仕組み
  • スマホのd払いアプリから今すぐできる2つの設定手順
  • ロックしたあとに店頭払いがどうなるかなど、事前に知っておきたい注意点

「使わない機能はあらかじめ止めておく」という考え方は、不正利用対策の基本です。同じように使わない機能を制限して資産を守る方法については、以下の記事でも紹介しています。

ネット経由の不正利用を防ぐ2つの仕組み

手順に入る前に、今回設定する「バーチャルカード」と「ネットでのdポイント利用設定」がどのような仕組みなのか、ドコモの公式情報をもとに整理しておきます。

d払いバーチャルカードと支払いロックとは

d払いバーチャルカードとは、アプリ上で「d払いタッチ」の設定を完了すると発行される、インターネット決済専用のVisaカードです(出典:NTTドコモ「d払いタッチ」ガイド)。プラスチックのカードは発行されず、d払いアプリ内に表示されるカード番号やセキュリティコードを使って、国内のVisaオンライン加盟店で買い物ができます(海外のインターネット加盟店では利用できません)。

便利な機能ですが、ネットショッピングで使わない期間もそのままにしておくと、万が一情報が漏れた際に悪用されるリスクがあります。そのためドコモでは、一時的に使わない期間の利用停止手段として、アプリから切り替えられる支払いロック機能を提供しています(出典:NTTドコモ公式ヘルプ)。

ネットでのdポイント・d払い残高の利用設定とは

Amazonや自販機アプリなど、ネットのd払いに対応している一部サイトでは、買い物の際にdポイントやd払い残高を使うことができます(出典:NTTドコモ「ネットでのdポイント利用設定」案内ページ)。

この利用設定ページでは、ネット決済時にポイントや残高を「利用しない」「dポイントをすべて利用する」「d払い残高をすべて利用する」などの項目から選んで登録できます。普段ネットのd払いでポイントや残高を使わない方は、あらかじめ「利用しない」に設定しておくことで、意図しないポイント消化や残高利用を防げます。

今すぐできる!d払いの不正利用を防ぐ2つの設定手順

ここからは、実際のスマホ画面に沿って2つの設定手順を解説します。どちらもd払いアプリから数分で完了します。

手順:バーチャルカードの「支払いロック」をオンにする

まずは、ネットショッピング用のバーチャルカードにロックをかけます。

  1. スマホで「d払い」アプリを開き、画面下部にあるメニューからアカウントをタップします。
  2. 画面を少し下にスクロールし、「ネット支払い」欄にあるバーチャルカードをタップします(ロックする前は「支払いできます」と表示されています)。
アカウント画面のネット支払い欄にあるバーチャルカードの表示
  1. バーチャルカードの画面が開いたら、支払いロックの右側にあるスイッチをタップしてオンにします。ロックをオンにすると、セキュリティコード欄も「支払いロックをオフにすると確認できます」という表示に変わり、番号が見えなくなります。
バーチャルカードの支払いロックをオンにした画面
  1. 1つ前の「アカウント」画面に戻り、「ネット支払い」欄のバーチャルカードの表示が支払いロック中に変わっていれば設定完了です。
バーチャルカードが支払いロック中と表示されたアカウント画面

手順:ネットでのdポイント・d払い残高を「利用しない」にする

続いて、ネットのd払い対応サイトでポイントや残高が使われないように設定を変更します。

  1. d払いアプリの「アカウント」画面にある「ネット支払い」欄で、dポイント利用をタップします。
  2. ドコモ公式の「ネットでのdポイント利用設定」という案内ページが開くので、画面内のdポイント利用設定はこちらをタップします。
ドコモ公式のネットでのdポイント利用設定の案内ページ
  1. 設定画面が開いたら、選択肢のなかから利用しないを選びます(同じ画面で「dポイントをすべて利用する」「d払い残高をすべて利用する」などが並んでいますが、一番上の「利用しない」にチェックを入れます)。
dポイント利用設定の画面で利用しないを選んだ状態
  1. 画面下部の内容を登録するをタップすれば設定完了です。

設定前に知っておきたい落とし穴と注意点

ロックや利用設定を変更しても、普段の買い物で困ることはほとんどありません。ただし、いざ自分でネット決済を使うときに戸惑わないよう、以下の注意点を確認しておきましょう。

店頭のバーコード払いやタッチ決済は今までどおり使える

「バーチャルカードをロックしたり、ポイント利用を『利用しない』にしたりすると、普段のコンビニやスーパーでの支払いまで止まってしまうのでは?」と心配になるかもしれませんが、店頭での支払いには影響ありません。

  • バーチャルカードをロックしても、お店でのd払いタッチ(iD・Visaのタッチ決済)は引き続き利用できる(出典:NTTドコモ「『d払い』バーチャルカードのロック設定に関するお知らせ」)
  • ネットでのdポイント利用設定はネットのd払い対応サイト向けのものであり、街のお店でのバーコード・QRコード決済には適用されない(出典:NTTドコモ「ネットでのdポイント利用設定」案内ページ)

街のお店でポイントを使いたいときは、今までどおりアプリのバーコード画面でポイント利用を切り替えられます。

自分でネット決済を使うときはロック解除が必要

支払いロックをオンにしている間は、ネットショッピングでバーチャルカード払いができません。また、セキュリティコードも非表示になります。

自分でネットのVisa加盟店でバーチャルカードを使いたいときは、手順と同じ「d払いアプリ>アカウント>バーチャルカード」の画面を開き、一時的に支払いロックをオフにしてから決済してください。買い物が終わったら、再びロックをオンに戻しておくと安心です。

ドコモ側で自動的にロックされるケースもある

自分でロックした覚えがなくても、一定期間利用が確認できない場合などには、不正利用防止のためにドコモ側でバーチャルカードをロックすることもあると案内されています(出典:NTTドコモ「『d払い』バーチャルカードのロック設定に関するお知らせ」)。

この場合、ドコモから個別の連絡は行われません。もしネットショッピングで決済ができなかったときは、まずd払いアプリの「アカウント>バーチャルカード」を開き、ロック状態になっていないかを確認してみてください。

すでに身に覚えのない利用がある場合の対処法

今回紹介した2つの設定は、これからの不正利用を防ぐための予防策です。もしすでに「身に覚えのない請求が届いている」「使った覚えのない履歴がある」という場合は、設定を変更するだけでなく、すぐにd払いアプリ内の利用履歴を確認し、ドコモの問い合わせ窓口へ連絡してください。

また、IDやパスワードなどのアカウント情報が漏えいした可能性があるときの初動対応については、以下の記事でチェックリストにまとめています。あわせて確認しておくと安心です。

あわせて見直したい設定

今回の話題を受けて、Xでは次のような設定の見直しもあわせて共有されています。気になるものがあれば、あわせて確認しておきましょう。

  • 電話料金合算払いの限度額:d払いの支払い方法を電話料金合算払いにしている場合は、限度額を必要最低限まで下げておくと、万が一の被害額を抑えられます
  • dアカウントのログイン履歴とパスキー:覚えのないログインがないか履歴を確認し、パスキーなどの追加の認証を設定しておくと安心です
  • d払いアプリの「支払いのセキュリティ」:アプリの「アカウント」にある設定で、端末のロック設定と連動させられます

なお、dアカウントなど対応するアカウントのログインは、物理セキュリティキーを使うとさらに固く守れます。

よくある疑問

バーチャルカードをロックするとセキュリティコードはどうなりますか?

支払いロックをオンにすると、カード画面のセキュリティコードは表示されなくなり、「支払いロックをオフにすると確認できます」という案内が出ます。自分でネット決済に使うときは、ロックをオフにすればその場で再び確認できます。

バーチャルカードは海外のネット通販サイトでも使えますか?

いいえ、d払いバーチャルカードは海外のインターネット加盟店での支払いには利用できません(出典:NTTドコモ「d払いタッチ」ガイド)。

ネットでのdポイント利用設定を「利用しない」にすると、街のお店でもポイントが使えなくなりますか?

いいえ、街のお店でのバーコードやQRコードによる買い物にはこの設定は適用されません(出典:NTTドコモ「ネットでのdポイント利用設定」案内ページ)。店頭では通常どおりポイントを使った買い物ができます。

まとめ:今日やることチェックリスト

d払いのネット経由での不正利用を防ぐために、今日のうちに以下の3点を確認しておきましょう。

  • d払いアプリの「アカウント>バーチャルカード」を開き、支払いロックをオンにして「支払いロック中」になっているか確認する
  • 「アカウント>dポイント利用」から設定画面へ進み、ネットでのポイント・残高利用を利用しないに登録する
  • ついでにアプリ内の利用履歴を開き、身に覚えのない決済がないか目を通しておく

どれもスマホが手元にあれば数分で終わる設定です。普段の店頭払いはそのまま便利に使い続けられるので、不安を感じたタイミングで早めにロックをかけておきましょう。


参考・出典

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